■災害時など、電気の供給がストップしても安心
水道、ガスと共に電気は私達の生活のライフラインとして、必要不可欠な存在になりました。技術も進歩してきてガスの重要性は徐々に薄れ、その分電気がそこへ台頭するようになりました。電気が無ければ、生活にかなりの制限がかかってくる重要なものへと変化し現在にいたります。電気は電力会社から購入するのが一般的ですが、近年では太陽光発電を導入する住宅も増えてきており、購入だけでなく自家発電することによって電気を賄うようになりました。
太陽光発電を住宅に設置するメリットはいくつかありますが、中でも、生命維持にも直結する災害時における利点は着目せざるを得ません。太陽光発電を設置していると、大雨や台風、地震といった万が一の災害時にて電力の供給がストップした場合でも、日中に蓄電された電力を用いることによって普段通りといはいかないまでも必要最低限の電力を確保することが可能となります。
風力発電の場合には、風が吹かないと発電できないのに対し太陽光発電ならば、日中に安定して発電することが可能なのもメリットです。さらに、曇りや雨の日であっても多少の発電もできることからも、災害時における重要性も増してきています。しかしながら、このメリットを信頼しきってしまうのは危険です。大規模な災害ともなれば、ソーラーパネルやその他電気系統の線に破損や問題が発生することもありますので、電気が無くても数日は過ごせるように、食糧や水、電池といった防災グッズは用意しておいた方が無難でしょう。

■メンテナンスの心配がない
太陽光発電システムの寿命は、10年から20年前後となります。寿命を過ぎると安定して電力を生産できなくなってしまうため、住宅の屋根にソーラーパネルを取り付けている以上は継続して働いてもらわなければ困ります。しかしながら、システムは年々劣化していくものですので、メンテナンスや修理を定期的に行う必要があります。このメンテナンスや修理という点がネックになって購入を踏み止まっている人も多いのですが、近年ではこういった不安に対して、長期保証という形で解決策を講じる業者も増えてきており、結果、メンテナンスの心配がいらない時代が到来するようになりました。メンテナンスがほとんどなく、さらに保障してくれるとなれば、購入しない理由も少なくなってくるでしょう。
太陽光システムのメンテナンスは、4年に1回程度の頻度で行うことがすすめられています。点検の内容は、製品点検と運転点検、数値測定の3種が主として行われることになり、この点検業務には有資格者か認定技術者があたるのが常となっています。製品点検では、モジュールやパワーコンディショナー、昇圧ユニットなどのチェックが行われることになり、運転点検ではそれらが正常に動作をしてくれるかどうかの確認、数値測定では実際に取り付けられているソーラーパネルから贈られる電気の電圧や電力系統の確認や測定がおこなわれることになります。
これらのメンテナンスに必要となる費用は1回につき1万円から2万円程度ですので、長期保証が用意されていない業者にパネル取り付けの施工をしてもらった場合には、寿命とされている20年間でおよそ4万円から8万円程度を要することになります。メンテナンス費用も長期で見れば高くついてしまうこともありますし、何よりも4年に1度というスパンでメンテナンス業者を探さなければならないのも煩わしいものです。パネルを購入した際や取り付け施工のタイミングで保障内容も決めておけば、こういった煩わしさからも解放されますので、施工業者選びをする上で判断材料として保証内容も考慮しておくことが大切です。

■季節に捉われず、住み易い家に
冬は寒い、夏は暑いという時代は既に終わっており、現在は冬でも暖かく、夏でも涼しいという快適な生活が手に入るようになりました。暖を取るのにも涼を取るのにも欠かせない存在なのが電気というわけですが、しかしながら、昨今では電気代も高くなりつつあり、電気の購入も少し躊躇いが出てしまうようになっています。しかし太陽光発電を導入すれば、日中、家にいない時間に発電をしてくれて、溜まった電力を夜間に使用することが可能なため、そんな躊躇いも無く電気を使うことが可能となってきます。季節に捉われずに温かく、涼しく過ごしやすい環境は住み心地にも直結するもので、充実した生活を送るためには満足のいく電力の確保が必要不可欠です。
太陽光システムを導入すれば、より手軽に、さらに快適な生活を手に入れることにもつながり、導入するメリットに繋がります。電気代の心配がなくなるため、導入していない時に比べたら、冷房や暖房の設置もより容易になります。季節を問わず快適に過ごすことも可能なので、ぜひ太陽光発電で快適な生活を実現されてみてはいかがでしょうか。より住みやすい家になることでしょう。