■信頼のできる販売会社を探す
太陽光発電の業者選びをするのは大変だと感じている人は多いのではないでしょうか。特に東京のような都会だと、業者の数もかなり多くあります。東京都内だけでなく、郊外や近隣の神奈川エリアの業者まで含めて検討し始めると、業者選びだけで時間がいくらあっても足りないと感じるかもしれません。確かに東京のような場所ではどんな分野でも企業や業者を見つけやすいかもしれませんが、太陽光発電のような初期投資費用も大きく、今後の定期メンテナンスも必要になるものに関しては、特に信頼できる業者、また販売会社を探すことがポイントになってきます。
テレビや洗濯機を家電メーカーに直接行って買うのではなく、家電量販店に行って購入するのと同じで、太陽光発電パネルやパワーコンディショナーも、直接製造メーカーに行って購入や取り付けを依頼するのではなく、多くの販売業者に見積もりから設置、アフターフォローまで依頼するのが一般的です。このような場合にはその会社が今までどれだけ太陽光発電の設置の実績を積み上げてきたかなど、その企業の専門性を問う必要があります。片手間で太陽光発電にも手を出しているような会社なのか、それともかなり本格的にこの分野のサービスに取り組んでいるかを見極めることが大切なのです。その会社のホームページなどが存在していれば、しっかりとその内容もチェックして、安心して施工を任せられるようなところかどうか確認しましょう。
基本的に、見積もりを依頼する段階で様々な疑問をぶつけるようにしておきましょう。何を聞けばいいかわからないという方は、太陽光パネルを設置する際の要チェックポイントなどを事前に調べて、いくつかの質問を用意しておくとスムーズに進む場合があります。

■細部まで細かく記した見積書が確認できるか
太陽光パネルを屋根に設置する作業はパネルそのものの価格、パワーコンディショナー、そして配線など様々な部品が関係します。さらに屋根そのものや屋根裏などの調査などが必要になってきますので、どのような作業にどれだけの費用がかかるのかが明確になっている業者を選びたいものです。間違っても、後から予想外の高額な費用を請求されるようなことがないように、最初から慎重に事を進めましょう。
この点で最初に注意すべきなのは、その販売会社の見積書が細部まで細かく記した信頼のおけるものかどうかという点です。どんぶり勘定なのではないかと思えるような大雑把な見積書であれば注意が必要です。多くの販売店が、安さなどを売り文句に営業活動を繰り広げるでしょうが、実際にかかる細かな費用すべてをしっかりと見積書にわかりやすく記入するよう求め、同時に確認することが大切です。見積書を受け取った後も、疑問に思う点などがあったら、なんとなく納得せず、細かな点まで質問するようにしてみましょう。このように、色々と質問されても丁寧に答えてくれる業者は、概ね優良であると判断して問題ないはずです。
場合によっては、屋根に太陽光パネルを取り付けることが難しいケースもあります。その場合、屋根に関するなんらかの補強工事などが必要になるかもしれません。どのような部材を使ってどのような工事をする必要があるのか、そうした点も明確に見積書や資料で提出してくれる丁寧な業者を見つけるようにしたいものです。その場合、何件もの業者を渡り歩くのは大変ですので、一括見積もりなどを参考にすると余計な時間や労力を省くことができます。複数の販売店の情報をわかりやすく比較してあるサイトなども助けになります。しっかりと予備知識をつけてから実際の見積もり依頼へと進むようにしましょう。

■設置する場所に適した太陽光発電システムを選ぶ
太陽光パネルを設置するときは、設置場所を検討して、なるべく効率がよいものを選ぶ必要があります。屋根の勾配に応じて太陽光パネルの角度は変わりますので、それだけでも発電効率の変化がありますし、家のそばに高い木などがあり、日中の特定の時間にその影が太陽光パネルの上二重なるのであれば、その部分のパネルにより発電量は激減してしまいます。またどれほどの発電量を期待しているかによって必要なパネルの枚数も変わってきますが、自宅の屋根のうちどれだけの面積にパネルを置くことができるかは、パネルのメーカーによっても違ってくるのです。
どんな太陽光パネルでもとりあえず屋根に乗っけておけば勝手にどんどん発電してくれると考えてはなりません。太陽光パネル選びは思っているよりも多くの要素が関係するので、業者に全て任せるよりも、自分なりに色々と知識を取り入れることが失敗しない秘訣です。
もしも自分が期待しているだけの発電量を生み出すのに、検討している太陽光パネルだと十分な枚数を屋根に設置できないとわかったら、一枚のサイズが少し小さめのメーカーのパネルに変更せざるを得ないかもしれません。パネルのサイズ、屋根の使用可能面積、そしてそのパネルの発電効率と自分の希望する発電量のバランスを考えて、最も適した太陽光発電システムを扱う業者を選びましょう。