コラム

太陽光発電の費用対効果を高める方法

2016年10月22日

shutterstock_148095974
 

■初期費用はなるべく少なくする
太陽光発電の導入は投資と呼べることもあるので、その投資した金額をどれくらいで回収できるかというのが導入前に多くの人が気にする部分でしょう。そのため、投資した金額をなるべく早く回収すべく、初期費用を少なく抑えるということが大切になってきます。もちろん、ただ単純に安く済ませるというのは、賢明な選択ではない場合もありますが、しっかりと正確な情報を得て、見積もりを取って初期費用を低くすることが目標となってきます。
どの業者に見積もりを取るかでもかなり設置にかかる金額は違ってきますし、同じ業者でもどこのメーカーの太陽光パネルを設置するかで価格は変わってきます。パネルそのものや取り付けのための金具、台などにかかる金額、そして設置に関する工事費などをまとめて初期費と考えて、なるべく価格を抑えられる業者に頼むようにしましょう。
中には、太陽光発電の設置業者で「初期投資ゼロ円」を謳っている業者もあります。これはもちろん、すべてを無料でしてくれるというわけではなく、本来初期にかかるはずのお金をフルローンにし、月々のローンの支払いを太陽光発電で生じる売電の収益で相殺していこうという作戦です。しかし、ローンの支払い期間と売電価格の固定期間に違いがあるほか、初期にシミュレーションしたほどの発電量を得られないなどの事態が生じるとすべての計算が狂ってきますので、初期の段階で慎重に検討する必要があります。
太陽光発電の費用対効果を上げるためには、まずは設置の際にかかる料金を抑えることが重要です。見積もりをよく検討して、初期費用と発電量のバランスが最も取れているところを選びましょう。

 
shutterstock_132543182
 

■運用費用は明確に
太陽光発電の運用はメンテナンスフリーではないので、この巨大な精密機械をしっかりと維持するためにコストや労力が必要になってきます。では、太陽光パネルの維持コストはどのくらいかかるのでしょうか。中には、太陽光発電のことをメンテナンスフリーだと思っている人もいます。確かに、太陽光パネルは非常に耐久性があり、別段メンテナンスしなくても発電を続けてくれます。しかし、太陽光発電はパネルだけで動いているわけではありません。ほかのすべての電気製品は時間と共に不具合が出ることも考えられますので、メンテナンスが必要になってくるでしょう。
多くの販売店では定期点検が無料となっていますが、見積もりの段階でしっかりと定期点検が無料で受けられるかどうかを確認しておくようにしましょう。そのほかにもパワーコンディショナーの交換にかかるコスト、保証期間が切れたあとのパネルの補修などにかかる修理費、経年劣化による電気系統の修理費なども運用コストとして考慮に入れておく必要があります。有償での定期点検を依頼しなければいけない場面もあるかもしれませんので、金額に関してしっかりチェックしておきましょう。
ほとんどのメーカーでは保証が付いていますので、その保障を越えたところからはさまざまな経費の発生が予想できます。交換が必要になった場合に最も大きな金額がかかるのはやはりパワーコンディショナーで、高額な交換費用がかかる可能性があります。もちろん、今後パワーコンディショナーの相場が下がっていけば、交換が必要になる頃にはもう少し安価にコンディショナーの交換が可能になるかもしれません。太陽光発電を実際に設置した方のその後の様子やかかっているコストなどについて、インターネット上で情報を集めて生の声を聞いてみるのもいいでしょう。
維持費やメンテナンス費用を考慮したうえで運用していく必要がありますので、ランニングコストはわかりやすくまとめておきましょう。

 
shutterstock_157736174
 

■発電量を増やす
発電量に関することは最も慎重に吟味しなければいけないことの一つです。単純にどれくらいの発電量を目指して、何枚くらいの太陽光パネルを設置するかも重要です。もし可能であれば設置する枚数を単純に増やすことによって発電量を増やすということも可能です。もちろんほとんどの業者が見積もりの段階で、その家の屋根であればどれだけの面積にパネルを組むことができるか、そして最大にパネルを設置した場合どれだけの発電量が見込めるかを説明してくれると思いますが、かかるお金と設置可能面積、それによる見込み発電量をしっかりと比較検討するようにしましょう。
またパネルの設置位置にも十分気をつける必要があります。屋根の形状として複数の方角に設置が可能な場合もあります。どの方角に設置するかはもちろん最重要事項ですが、他にも屋根の勾配によってパネルの角度が変わり、太陽に対しての角度が変わることによって、効率良く太陽光が降り注ぐパーセンテージが変わってきます。
さらに1日ずっと観察していると思わぬ時間帯に近くの背の高い木や建物、電柱などの影が伸びてきて太陽光パネルに重なることがあるかもしれません。影が重なるだけで太陽光パネルの発電量は減少しますので、こうした点にも気をつけつつ、発電量を増やす努力をしたいものです。

“太陽光発電”に関することなら、何でもお気軽にお問合せ下さい。 “太陽光発電”に関することなら、何でもお気軽にお問合せ下さい。
東北・関東・中部エリアの方 TEL 0120-995-666 東北・関東・中部エリアの方 TEL 0120-995-666
関西・中国・四国・九州エリアの方 TEL 0120-530-806 関西・中国・四国・九州エリアの方 TEL 0120-530-806