■そもそも太陽光発電の価格の体系ってどんな仕組み？
太陽光発電の価格に関しては、総額の多くの部分を占めているのが屋根に設置するソーラーパネルの料金になります。ソーラーパネルは様々なメーカーが販売しており、価格も一律ではありません。ソーラーパネルはメーカーによって発電量や性能、サイズやデザインなどで違いが見られます。そのため、メーカーの選択によっては価格が大きく異なります。また屋根には複数枚のソーラーパネルを設置するので実際にはパネル単体の料金に枚数をかけたものが実際の料金になります。
パネルによっては発電量が大きいものもあり、導入後の売電などに関してメリットがありますが、その分コストがかかるので、様々な点を考慮に入れて製品を選択する必要があります。またソーラーパネルだけではなく、同時にパワーコンディショナー、発電モニター、リモコンやケーブル、架台といったものを同時に購入しなければなりません。これらは必須のもので、これら一式を購入すると考えればいいでしょう。
太陽光発電導入ではパネルなどの設置や電気工事が必要となるため、設置や電気工事のための費用もかかります。この費用に関しては実際に工事を行う会社によって異なってきます。太陽光発電の価格は、各機器自体の購入料金と工事費用を合わせたものです。それを踏まえて合計で掛かる費用を把握しておきましょう。ただ、各自治体で太陽光発電導入のための補助金制度を導入しているので、実際の価格は下がります。

■価格や比較検討の際は専門家に相談するのも手！
太陽光発電に必要なソーラーパネルの設置が費用のメインとなりますが、これは各家庭によって大きく異なります。金額が異なってしまうのは、屋根の素材や形状が大きく影響をしています。屋根はさまざまな素材がありますが、ソーラーパネルを設置するためにはある程度の強度が必要です。それに耐えられる屋根でなければ、設置しても雨や台風の際に補修や工事が必要になってしまいます。万が一の時でも安心なように工事が必要な屋根もあります。また屋根の形状も費用に大きな影響を及ぼします。
ソーラーパネルが十分に太陽の光をキャッチするためには、理想的な角度があります。これは30度がベストとされており、単に屋根にパネルを設置しても30度の角度にならないケースも多くあります。その際には架台を設置し、理想的な角度になるように工事を行っていきます。こういった工事が家庭によっては費用としてかかってくるものです。
ソーラーパネル本体の価格もメーカーごとに変わるため、費用の総額は大きく違うものです。ソーラーパネルはメーカーによって特徴があり、価格が異なる以外に性能の面でも大きく違います。そのためどのパネルを選択するか比較検討をしなければなりません。ただし、今後パネルを取り付けようと思っている一般の方には、全く理解できない部分が当然多くあることでしょう。そんな時に頼りになるのが専門家の意見です。今後設置を検討している方は専門家に相談をして、パネルの比較や工事費用などを依頼するといいでしょう。この専門家は1人だけでなく、様々な専門家に依頼してできるだけ多くの意見を収集することが大切です。

■自治体の助成制度も活用してローコスト導入を！
ソーラーパネルの設置を行う際には予想外に費用がかかる場合があります。屋根の角度が最もパネルの設置に適していれば架台が不要です。反対に屋根の角度によっては架台を設置するケースもあります。この場合架台の料金だけではなく設置費用も発生します。この項目だけでも費用はかかってしまうものです。総額では各家庭によって大きく変動をしますが、その費用の負担を軽減してくれるのが各自治体で行われている助成制度です。
これはソーラーパネルの性能によって変動しますが、太陽光発電を導入する家庭に補助金が支払われることによって費用を減らすことができます。太陽光を導入することによって電気料金は大幅に安くなりますから、いずれ設置費用を回収することはできますが、それでも設置する段階ではできるだけ費用を抑えたいと思うことでしょう。ハードルが低ければそれだけ負担が軽くなるので安心です。ソーラーを設置する際にはまず住んでいる自治体でどういった助成制度が行われているのかを確認しなければなりません。パネルの設置などを行っている各社で出してもらった見積もりを見た段階で助成制度に関して確認をしてみて下さい。
各自治体の助成制度も場所によって異なり、一律ではないので注意が必要です。また、時期によって補助金の金額も変動をしてきます。今後は徐々に減ってくる可能性もあるため、今の段階で導入するのが恩恵を受けられる点ではメリットがあると言えるでしょう。太陽光発電は導入後から電気料金の節約ができますし、また売電もできるのでお得な機器です。今検討をしている方は一度専門家に依頼してみるといいでしょう。