コラム

ソーラーパネルの価格は屋根で変わる

2016年7月1日

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■ソーラーパネルの価格は発電効率と屋根で決まる

エコや電気代節約の観点から導入する家庭が増えているソーラーパネルですが、何を基準にして選べばよいか迷ってしまいがちです。やはり考えるのはコストの面ですが、ただ製品の価格が安ければよいわけではなく、長期的な目で見てより多くの電気を産出できる発電効率を考えることも必要でしょう。発電効率とは太陽光エネルギーの量に対してどれだけの量の電気エネルギーを産出できるかという割合のことで、発電効率がよければその分効率的に発電ができていることになります。発電効率は太陽電池を構成している素材や構造などによって異なります。
また、製造しているメーカーによってもその数値は異なっているのです。ソーラーパネルを製造している有名メーカーの中でもその数値にはばらつきがあり、発電効率を見たときの性能には多少の優劣が見られます。そして、この発電効率と製品の価格の関係性を見てみると、発電効率が高い製品を販売するメーカーの平均価格の方が、総じて発電効率の低いメーカーよりも高めになっていることがわかりました。やはり、性能が高ければそれに見合った価格が設定されているということでしょう。さらに産出する電気の容量が多ければその分値段も高くなります。

 

発電効率が高い製品を出しているメーカーは東芝やシャープ、パナソニックなど国内の主要電機メーカーです。発電効率が高ければ製品の値段も上がるという傾向を当てはめると、これらのメーカーの製品は総じて高めということができるでしょう。しかしその分、性能に関しては他のメーカーをしのいで高いスペックを誇っています。製品の値段が高くなる原因として、設置する家屋の屋根が製品を取付けやすいものか否かも挙げられます。設置が難しければその分工事には手間がかかり、その分工事費が高くなるというわけです。もちろん、建物に設置するものですから安全性の維持は重要です。設置したはいいものの屋根に構造に影響が出たり、製品の重量に耐えられなくなったりなどという事態が起こっては、発電どころではなくなってしまいます。そのため、屋根のタイプによって施工方法を変えてしっかりと設置を行うことが求められるのです。
その点、比較的工事しやすい屋根なら工事費を抑えることができるでしょう。工事費が安くなる屋根のタイプとしては、スレート材の屋根や勾配が比較的緩やか(20~30度くらい)であること、そして屋根に設置する面が1面のみであることなどが挙げられます。一方で、工事費が高くなる場合では瓦屋根や傾斜のない陸屋根であること、また設置面が複数にわたることなどがあります。これらの場合は特殊な設置方法が必要になるため、値段が高めになってしまうのです。さらに、雪の多い地域ではその対策を考えなければならないため、やはり値段が張る傾向があります。

 

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■メーカーごとにソーラーパネルを比較しよう

では、ソーラーパネルのメーカーごとにだいたいの平均価格がどれくらいになっているのかを見ていきます。ここでは、標準的な設置条件によって相場を比較します。数あるメーカーの中でも製品の発電効率が高いとされているのが東芝で、さまざまな屋根サイズに合う製品展開も行われています。その東芝製品の中でも最も発電効率が高いもののkW単価は34万円で、標準的な設置費用の相場はおよそ173万円となっています。
早くからソーラーパネル業界に参入していたシャープでは、こちらも発電効率が高い製品を打ち出しており、サイズ展開も豊富です。またコーナーモジュールの導入により複雑な構造の屋根にも設置可能なことがメリットの1つです。kW単価の相場は33万5,000円で、設置費用はおよそ151万円です。高い発電効率を誇るパナソニックも業界には古くから参入しており、スマート家電の開発や販売を行っていることから、自宅をまとめて電化しエコに貢献させることも可能です。また電力自由化による新電力にも参入していることから、トータルでのコーディネートも可能になることが期待されます。
製品のkW単価の相場は33万4,000円で、設置費用はおよそ165万円が相場です。価格が安めのメーカーで近年伸びを見せているのがソーラーフロンティアで、kW単価が安いことが特徴です。また完全国内生産の製品は信頼度が高いものでもあります。発電効率の数値としてはあまり高くないものの、kWあたりの発電量が多いため、効率面でも注目されています。kW単価の相場は28万円で、設置費用の相場はおよそ100万円と安価です。とことんコストを抑えることを考えるなら、中国のメーカーであるトリナソーラーが挙げられるでしょう。日本での実績はまだ浅いですが、日本メーカーもこの会社製品をOEM販売しており、品質には特に問題がありません。kW単価は25万9,000円、設置費用はおよそ111万円とかなりリーズナブルな価格です。

 

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■屋根の形状によって見積もりは変わる

上記に挙げたのは標準的な設置環境による相場であり、ほぼ同様の条件で比較したときの数値です。これだけを見て比べればコストやメリットなどが見えてきますが、どういったケースでもこの図式に当てはまるかというとそうではありません。前述のとおり、設置するに当たって特殊な屋根の構造をしている場合は、その分費用がかさみます。設置のための手間がさまざまにかかってしまうためです。その結果、上記に挙げた相場よりもかなり上回った費用を支払ったというケースも少なくないのです。そのため、実際に設置費用から考えたkW単価の平均はおよそ36万円と高額になっているというデータもあります。日本の家屋にはさまざまな屋根タイプがありますから、それに対応した工事をする分コストが高くなるわけです。
カタログなどで説明される価格と実際に設置した際の費用には大きな開きが出ることがありますから、見積もりを取る際には自宅の屋根タイプに合わせた工事費も含めて金額を出してもらうのがよいでしょう。場合によっては、製品の値段自体は高くても屋根タイプに合うものならトータルの費用を抑えられるといったこともあるかもしれません。

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