太陽光発電導入の見積りについて(具体的な現場調査とは?)
■太陽光発電 見積もりを依頼する前に知っておきたいこと
太陽光発電の導入を見積るにあたり、注意しておきたい4つのポイントがあります。まずは、メーカーと機種の選び方です。どのメーカーからどの機種を選ぶかにより太陽光発電 見積もりにも差が出るため注意しておきましょう。次に、依頼する施工業者の選び方です。施工する業者により費用は異なり、その額にも差があることを覚えておきましょう。
さらに、補助金についても注意しておきたいところです。太陽光発電の導入は、温暖化防止にともなった二酸化炭素の削減推進や、化石燃料への依存を低下させることにも繋がるため、各地方自治体から補助金が支給されるようになっています。補助金の額は都道府県や市町村によって異なるため、お住まいの地区の補助金について確認しておくと良いでしょう。最後に注意したいのが、発電量です。太陽光発電は、設置する地域の気候や屋根、角度、設置する機種により発電量が変動します。実際に設置する場所にはどのくらいの発電量があるのか確認したうえで、見積もりを依頼するようにしましょう。
このように複雑な要素が絡む見積りを自分で計算するのは難しいことです。太陽光発電 見積もりは専門の業者に依頼した方が確実でしょう。見積もりを依頼する業者は、複数を抑えた方がより良い結果を得られやすいです。少なくとも3社以から見積もりを受け、比較検討してから希望に合うものを選ぶようにすると失敗も少ないでしょう。
■太陽光発電 見積もりの流れ
太陽光発電 見積もりは、まず業者に依頼をすることから始まります。大抵の業者では電話やメールから問い合わせを受け付けています。見積もりは、実際に太陽光発電を設置する現場を調査して行うため、まずは現場調査の日取りを決めます。業者と必要事項を打ち合わせ、日取りを決めていきます。
現場調査の内容は業者によって異なりますが、基本として調査する項目があります。まず、太陽光発電を設置するにあたり重要となる日照量を調査されます。当然ながら、太陽光が得られない場所に発電システムを設置しても電力は得られません。一目では問題のなさそうな場所でも、冬場などの陰りや、電柱、アンテナなどの障害物などが原因で太陽光が当たらないことも考えられます。わずかな問題ともいえますが、少しでも太陽光発電システムに陰りが入ると発電量が低下してしまうため、設置場所に関しては入念な調査が必要となるのです。現場調査により、よほど日照条件が悪いことがわかった場合は、設置を断ることもあるといわれています。
そして、発電システムを設置する屋根についても入念な調査が行われます。これは、業者が実際に屋根に昇って調査を行われることがほとんどです。調査内容としては、屋根の形や方角を調べ、発電システムを設置するのに適した屋根の面積と、システムの大きさを調べます。さらに、屋根の強度や耐久性についても調査が行われます。発電システムは、一般的に約300~400kgの重さがあるため、その重さを設置するのに問題がないか、屋根の構造や傷みなどを細かく調査します。そして、あわせて屋根の素材も調査していきます。発電システムを設置するには、屋根材に穴を開ける必要や、専用の瓦を新たに取り付ける必要があります。設置は屋根材によって施工の方法が異なるため、事前に屋根材にどのようなものが使われているのか調査を行います。業者によっては、自宅の中も調査をすることがあります。現場調査にかかる時間は、業者によりますが大抵1時間ほどだといわれています。
■現場調査を行うことでより確かな見積りが作られる
施工業者は現場調査の結果をもとに見積りを作成します。具体的な内容としては、屋根の形や状態、日照条件にあわせて、発電システムの設置スペースやサイズ、メーカー、システムの数量、レイアウトなどの検討から始まります。これらが決まると、発電のシュミレーションが行えるようになり、設置費用の計算ができ、見積りを作成できるようになるのです。
太陽光発電 見積もりの現場調査は、重要な項目であるといえます。現場調査にあたって事前準備をしておくと当日の流れがスムーズです。現場調査では、屋根裏や室内のブレーカーボックスの場所を調べることがあるため周辺に邪魔なものがないよう事前に片付けておきましょう。特にブレーカーボックスは洗面所や脱衣所に設置されている家屋が多いため、洗濯物などの見せたくないものは予め片付けておいた方が安心です。また、住宅の登記書類や設計図面の保管がある場合は、コピーを用意して施工業者に渡してあげましょう。設計図面があれば、必要以上に採寸することがなく、スムーズな調査が行えます。時間の短縮にも繋がり、自宅内を詳細に採寸されることもなくなるためプライバシーの保護にもなります。そのほかにも、太陽光発電をはじめるにあたり、これまでと光熱費がどのように変わるのか比較するために、電気料金の過去データも用意しておくと良いでしょう。
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